katsun_tigersのブログ

シビックを乗り回しています。

【海上自衛隊】「護衛艦くまの」一般公開

四日市港に最新鋭護衛艦の「くまの」が寄港しました。一般公開を直前まで知らなかったのですが、なんとか見に行くことができました。

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とても特徴的なデザインで「あさぎり型護衛艦」や「むらさめ型護衛艦」に比べてスタイリッシュになってしまいました。個人的には「はつゆき型護衛艦」のような「駆逐艦です、いかにも!」みたいな艦影が好きです。イージス護衛艦なんて艦橋のせいでもう巡洋艦みたいですしね。

 

もがみ型護衛艦の1番 (?) の特徴、NORA-50複合通信空中線、ユニコーン。未来感を感じます。

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帝国海軍の「重巡熊野」、海上自衛隊の初代「護衛艦くまの」を受け継いだ3代目の艦。今後「もがみ型護衛艦」は12隻が配備されワークホースになります。頻繁に見られる艦になるのかなぁ。

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いよいよ乗り込みます。お邪魔します。

…とはいえ流石の最新鋭護衛艦、艦内は甲板以外撮影禁止。通路がキラキラライトアップされてました、イルミネーションきれい!

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主砲前まできました。主砲カバーがかっこいい「護衛艦くまの」。

フィクションですが、「空母いぶき」では宗谷事変でロシアのウラジオ艦隊2番艦の艦橋をこの主砲で撃ち抜く大立ち回りを見せていました。

そして傍に置いてあった識別帽。蛍光の文字がかわいい。

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Mk45 5インチ砲弾が展示されてます。こんなのを一分間に20発撃ち出すとはすごい。127mm単装速射砲と比べて発射速度は低いですが、射程は延長されています。「護衛艦ふゆづき」の舞鶴での見学といい、Mk45に見慣れてきた気がします。

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また撮影禁止エリアを抜けて、飛行甲板へ。

飛行甲板自体は他の艦と変わらない印象、RAST-Jを装備して、艦載機SH-60Kの発着艦に備えています。

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多機能護衛艦、前に書いたとおりのっぺりした印象がありますが艦の後方から前方を見ると日本刀みたいな研ぎ澄まされたデザインを感じます。

そして艦尾には、機雷戦のためのハッチが見えています。無人機の運用のためのハッチ、ハイテク。

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艦から降りるとここにも艦これの熊野がいます。

海上自衛隊の応援のために (?) 頻繁にコラボしてる艦娘たち。

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今回も楽しく見学させていただきました。

護衛艦くまの」のご武運と常勝をお祈りします。

 

 

…こんなところにライトアップされている掃海隊群が!旗艦の「掃海母艦うらが」とともにきれいでした!

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【海上自衛隊】「砕氷艦しらせ」の一般公開

名古屋港に差し代わって、もはや愛知県で定番の寄港地になってしまった感のある蒲郡港。そんな蒲郡港に「砕氷艦しらせ」がやってきました。

仕事を休んで一般公開前の入港から見に行きました。自衛艦隊に配備される艦艇はほぼグレーですが、オレンジ×ホワイトは映えます。

岸壁で見ていると、歓迎用の手旗が配られました。ようこそ蒲郡へ。

この日はこの後自治体との歓迎式典などがあり、早々に岸壁は封鎖されてしまいました。


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翌日の一般公開、朝早くからたくさんの見学者が並んでいます。

並んでいる横を海上保安庁の巡視艇が駆け抜けていきました。保安官の方が手を振ってます。


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いよいよ「砕氷艦しらせ」に入ります。さすが南極に行く艦艇、ロゴマーク護衛艦のような精強なものではなくペンギンが描かれた可愛らしいデザイン。

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砕氷艦とはいえ、この艦艇も海上自衛隊に配備されている立派な自衛艦。艦尾には自衛艦旗が。南極の石が展示されていたので何のご利益があるのかは分かりませんがとりあえず撫でます。何のご利益があるのか知ってる人は教えてください。


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南極で使うであろうコンテナや搭載艇の下を潜りながら艦尾から艦首に向けて歩いていきます。とても大きなクレーンが目に入ります。

ロープなどの結び方もきちっとしてます。さすが海上自衛隊

乗組員さんに「床がざらざらしてますけど雪積もらないようにですか?」と聞いたら、「滑り止めで僕らが塗ってるんですよ!海上自衛隊はみんなペンキ大好き!」と回答がありました。皆さん塗られるんですね。


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艦橋に向けて階段を登っていきます。だんだんここが何階かわからなくなります。

ここで乗組員さんに「せっかくだから上見てください、旗でWELCOMEってあげてます!」と言われました。写真に撮りましたが旗信号は正直「Z (「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮闘努力せよ」だったかな) 」ぐらいしかわかりません、すみません。

しかし、護衛艦に比べて女性の乗組員の方が多い印象があります。


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いよいよ艦橋です。護衛艦など水上戦闘艦艇に比べて横に長い!

ラッパや電話、羅針盤などがズラッと並んでます。


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なんと艦長席に座れました。せっかくなので、写真を撮られていた士官の方にも一緒に写ってもらいました。

\ヨーソロー/

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南極観測で使用した自衛艦旗です、真ん中で引きちぎれてボロボロになっています。過酷な環境なことがこれだけでわかります。

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艦橋の見学後は艦内を通っていきます。有事に備えて消防士のような防火服などもあります。USJバックドラフトみたい、クローズしちゃったけど。あのアトラクション好きでした。


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食堂や公室があります。今日のご飯がホワイトボードに書かれるんでしょうか。ちなみに「砕氷艦」であっても金曜日はカレーを食べるそうです。


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理容室まであります。長旅ですからそりゃ髪の毛も伸びますよね。

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そして理容室の向かいに神棚が。富士山本宮浅間神社に参拝させていただく感じですね。

南極観測がこの先もずっと無事に続きますように。お賽銭入れておきました。

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観測隊員の方の部屋が見れるようになってました。護衛艦でも思うのですが、海上自衛隊の艦船は全然窓がない。クルーズ船じゃないので当たり前なのですが、船酔いとかしたら外も見れないし辛そうだなぁと思います。そしてところどころに見られる海上自衛隊感。

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艦内をぐるっとまわり見学も終了です。結構歩きました。

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11月10日から5か月間、砕氷艦「しらせ」と乗組員の方は南極観測を支援されるとプレスリリースがありました。大変過酷な任務とは思いますが、ご安航をお祈りします。

 

 

【海上保安庁】「巡視船みずほ」の一般公開

8月27日に名古屋港で海上保安庁の「大型巡視船みずほ」の一般公開がありました。

同日には大阪港で「護衛艦こんごう」の一般公開もあり迷った結果、今回は「巡視船みずほ」にお邪魔することにしました。

名古屋港、めちゃくちゃオシャレになってます。

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通勤路からいつも対岸に「巡視船みずほ」が見えていたのですが、乗船させていただくのは初めてです。高まる。

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かなり日差しが強い中、並んでいる参加者に対して色々なサービスがあります。給水もその一環。ありがたいです。

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\うみまるさーん!カメラ目線くださーい!/

万が一ですよ?万が一中に人が入ってるようなことがあればそれは大変そう。中の人なんていないと思いますが、はい。

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1時間近く経ってようやく乗船。お邪魔します。

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残念ながら、防衛上の理由からか船内やブリッジは一切撮影禁止でした。感想としては「あぁ、これは慣れるまで迷路だなぁ」。

ブリッジを抜けて、ウイングから名古屋港を望みます。潮風が気持ちいい。

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海上保安庁愛知県警察などの機関の船がたくさんいます。海上パレードに向けて単縦陣が形成されていきます。


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「巡視船みずほ」の横を巡視船群が通り過ぎていきます。

名古屋市消防局の船ではレスキュー隊員が手を振ってくれています。サービス精神旺盛。


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海上パレードの後に警備訓練がありました。

不審船 (役) が侵入してきます。逃走する不審船を巡視船群が追いかけます。おそらく実戦だとここに海上自衛隊ミサイル艇や次期哨戒艦、哨戒機部隊が加わるのでしょう。


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追い詰められた不審船がいよいよ発砲。武装した保安官が小銃で応戦します。こんな感じのシーンはドラマ版海猿にもありましたね。

目の前で銃撃戦が始まり、以前参加させていただいた陸上自衛隊ドライブイン・コンバットを思い出しました。

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巡視船から保安官が不審船に乗り込んで犯人が確保されました。最初に突入する隊員さんは大変なプレッシャーかと思います。

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混み合ってきたので船尾に移動します。青空に日本国旗がよく映えます。

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ヘリコプター格納庫で物販コーナーがあったので、キャップと先ほどの武装保安官のマスコットを買いました。かわいい。

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この後、ヘリコプターによる吊り下げ訓練などがあったのですが、iPhoneが直射日光にやられて写真が撮れていません。全部夏のせいだ。

 

隊員さんと話を聞いたところ、「巡視船みずほ」には潜水士の方は乗っていないようです。もし海難事故が発生したら、中部国際空港の基地からヘリコプターで潜水士がすぐに派遣されるとのこと。Uber eatsや出前館といい、昨今のデリバリーの流れがここまで。

新型の「巡視船みずほ」が配備されて、東南アジア海域などの哨戒はとてもやりやすくなったとおっしゃっていましたが、このような大変な仕事にあたられる方たちの待遇がどんどん良くなることを祈ります。

 

海上保安庁とはいえ海外から見ると立派な沿岸警備隊、コーストガード。活躍することがないに越したことはないですが、これからもお仕事頑張ってください。


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【海上自衛隊】「舞鶴航空基地」の見学と舞鶴探索

護衛艦ふゆづき」を見学したあとは、海上自衛隊舞鶴地方総監部そばの赤れんがパークを探索してみます。

 

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男たちの大和」など、色々な映画のロケ地となっている帝国海軍舞鶴鎮守府時代から存在する赤レンガの建物。とても趣と歴史を感じさせる建物群。

 

赤レンガ建物に「艦隊これくしょん」の酒匂と由良が。呉を旅行した時にも思いましたが、海上自衛隊のPRがうまくできていると思います。

 

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駐車場に戻ると、舞鶴に布陣する艦隊が見られます、頼もしい限り。

 


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昼食はせっかく朝入港を見かけたので「補給艦ましゅう」の牛すじカレーをいただきました。さすが海軍カレー、とてもおいしかったです。海上自衛隊員の士気を高める味。これが毎週金曜日に食べられるのか…いいなぁ。

 

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食後は舞鶴航空基地に移動して、「第21航空群第23航空隊」を見学します。

 


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手続きを終えたら航空基地まで車を乗り入れることができます。受付の隊員さんたちはすごく親切で優しい。入門証のついたネックストラップが渡されるのですが、めちゃくちゃカッコよかったです。写真を撮り損ねたのが残念。

 

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ここは唯一日本海側にある航空基地で、北や東の国に睨みを利かせています。ここで配備されているのは"オスプレイ"のコールサインを与えられているSH-60K。SH-60Lの調達が進められていますが、哨戒・対潜に威力を発揮し続ける機体です。白色と灰色の2色迷彩は海上で低視認性を発揮します。

 


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余談ですが、学生の頃にF-2戦闘機とロクマルシリーズの実機を見たことがキッカケで今の職業について航空機に携われているので、これらの機体には勝手に愛着を持っています。機体にとっては至極どうでもいい話ですね。

 

海上自衛隊は艦艇の乗組員よりも航空機に携わる人員の方が多いという特性があります。艦載機であるSH-60J/K、固定翼機であるP-3C/P-1と、対潜戦にいかに重きを置いているかがわかります。友軍の潜水艦隊にとって味方にすると頼もしいですが、敵に回るとめちゃくちゃ厄介な海上自衛隊航空集団。いやはや、恐れ入ります。

 

SH-60Kの1番の特徴であるメインローター先端の角度。SH-60Jとローターを同直径に抑えつつ、揚力を高めることができています。この辺りは魔改造の技術がすばらしい。

 


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エンジニアの端くれとしてはこの辺りのマニュアルがすごい気になります。

 

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SH-60J/Kはヘリコプターですが、あくまで艦隊の目として艦艇のシステムの一部に徹するために電子装備が大量に搭載されています。例えるならばiPhoneに対してApple Watchがある感じですね。

SH-60Kは斜め後ろから見るこの角度が1番好き。

 


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色々見させていただきましたが、すごく綺麗に使われていて驚きでした。細かいところまで手入れが行き届いているところには、部隊の士気の高さを感じさせます。また、隊員さんとも楽しくお話しさせていただきました。

 


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太平洋・インド洋の警備哨戒にソマリア沖の海賊退治、増え続ける任務ときな臭くなりつづける環境。大変な任務だと思います。

これからのご武運とご活躍をお祈りします。

 

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というわけで、舞鶴を満喫したお話でした。

【海上自衛隊】「護衛艦ふゆづき」の一般公開

少し前ですが、京都府舞鶴市海上自衛隊舞鶴地方総監部に「護衛艦ふゆづき」の一般公開に参加してきました。FD2でまったりドライブです。

 

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駐車場で朝ごはんを食べていたら護衛艦や補給艦が続々と朝帰りしてきます。周辺の国が軍艦で日本一周したりしてきな臭くなってきました、任務お疲れ様です。

 


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一般公開前にクルーズ船で舞鶴港を一周。艦番号118、「護衛艦ふゆづき」。スタイリッシュ。クルーズ船はおすすめ、色々見れます。今回は現役の海上自衛隊員の方がガイドでした。

 


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海上自衛隊の「護衛艦ふゆづき」は「あきづき型護衛艦」の4番艦で、帝国海軍の「秋月型駆逐艦」8番艦の名を引き継ぐ防空に特化した護衛艦です。また、某ブラウザゲームの影響で最近人気の護衛艦

少し並んで乗艦します。お邪魔します。

 

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舞鶴基地に配備されている艦艇の中では1番新しい艦。そもそも「あきづき型護衛艦」は任務中のイージス艦を守るために開発されているので、同じく舞鶴基地に配備される「護衛艦みょうこう」とセットなんですね。防空型護衛艦です。「護衛艦みょうこう」はお留守でしたが。

 

1世代前の「たかなみ型護衛艦」と比較して、艦橋に貼り付けられた食パンのようなFCSレーダーが近未来感を出しています。かっこいい。

 

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かつての戦艦とは異なり速射砲が1門装備されていますが、かなり命中制度がよいとされ、対空射撃や対地射撃はお手のものです。艦隊に飛んでくるミサイルを撃ち落とします。

乗組員さん曰く「百発百中」。頼もしい限り。

射撃後の薬莢が飛んで所々床が削れています。

 


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艦首からは第3護衛隊群の事実上の旗艦である「護衛艦ひゅうが」が見えています。帝国海軍の戦闘航空母艦の名を引き継いだヘリコプター空母。災害や紛争といった有事に活躍しますが、おそらく単艦で戦闘をするのはこのサイズが限界。これ以上はもう純粋な航空母艦。それでもでっかい。

 


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護衛艦ふゆづき」ですが艦首前にはVLS、艦中央部には魚雷と90式艦対艦誘導弾が装備されています。現用艦船の主力武器は誘導弾。時代はミサイルです。

90式艦対艦誘導弾は最大8発積載できるのですが、この時は4発でした。撃ってきたところでしょうか、それとも予算的なところかな。

乗組員に「撃ってきたんですか?」と質問したらニコニコしてました、察しました。

 

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少し歩くとヘリ甲板です。普段機体は搭載されていませんが、いざとなれば近くの舞鶴航空基地から23航空隊のSH-60Kが飛んできます。哨戒・対潜から救難までこなせる何でも屋、ロクマル。

ヘリ甲板の中はすごく整理整頓されてます。さすが自衛隊

 


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艦尾は海上自衛隊の艦艇の証である旭日旗がはためいています。急に周辺国から色々イチャモンつけられてますが、ぱっと見で日本の艦艇だとわかりますし、デザインも秀逸です。何より空に映える。

 

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後ろには地域配備部隊の第14護衛隊の「護衛艦せとぎり」と「護衛艦せんだい」が見えます。"THE 駆逐艦!"といった艦影の護衛艦

これらの艦は10年もしないうちに次世代の「もがみ型護衛艦」に任務を引き継いで次第に退役となります。国を防衛するために建造された艦艇ですが、実戦を経験することなく退役できるのは個人的には幸せだと思います。

 

これまでの護衛艦からガラッとスタイルが変わった「護衛艦ふゆづき」。おじゃましました。

今後の活躍に期待します。ご武運を。

 


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ちなみに帝国海軍との差別化のためか艦名に漢字を使わない海上自衛隊。最近の艦はチャレンジコインやグッズに漢字を使うこともあるようです。「冬月」はやっぱり風情があるいい名前です。

 

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