【海上自衛隊】「砕氷艦しらせ」の一般公開
名古屋港に差し代わって、もはや愛知県で定番の寄港地になってしまった感のある蒲郡港。そんな蒲郡港に「砕氷艦しらせ」がやってきました。
仕事を休んで一般公開前の入港から見に行きました。自衛艦隊に配備される艦艇はほぼグレーですが、オレンジ×ホワイトは映えます。
岸壁で見ていると、歓迎用の手旗が配られました。ようこそ蒲郡へ。
この日はこの後自治体との歓迎式典などがあり、早々に岸壁は封鎖されてしまいました。
翌日の一般公開、朝早くからたくさんの見学者が並んでいます。
並んでいる横を海上保安庁の巡視艇が駆け抜けていきました。保安官の方が手を振ってます。
いよいよ「砕氷艦しらせ」に入ります。さすが南極に行く艦艇、ロゴマークも護衛艦のような精強なものではなくペンギンが描かれた可愛らしいデザイン。
砕氷艦とはいえ、この艦艇も海上自衛隊に配備されている立派な自衛艦。艦尾には自衛艦旗が。南極の石が展示されていたので何のご利益があるのかは分かりませんがとりあえず撫でます。何のご利益があるのか知ってる人は教えてください。
南極で使うであろうコンテナや搭載艇の下を潜りながら艦尾から艦首に向けて歩いていきます。とても大きなクレーンが目に入ります。
ロープなどの結び方もきちっとしてます。さすが海上自衛隊。
乗組員さんに「床がざらざらしてますけど雪積もらないようにですか?」と聞いたら、「滑り止めで僕らが塗ってるんですよ!海上自衛隊はみんなペンキ大好き!」と回答がありました。皆さん塗られるんですね。
艦橋に向けて階段を登っていきます。だんだんここが何階かわからなくなります。
ここで乗組員さんに「せっかくだから上見てください、旗でWELCOMEってあげてます!」と言われました。写真に撮りましたが旗信号は正直「Z (「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮闘努力せよ」だったかな) 」ぐらいしかわかりません、すみません。
しかし、護衛艦に比べて女性の乗組員の方が多い印象があります。
ラッパや電話、羅針盤などがズラッと並んでます。
なんと艦長席に座れました。せっかくなので、写真を撮られていた士官の方にも一緒に写ってもらいました。
\ヨーソロー/
南極観測で使用した自衛艦旗です、真ん中で引きちぎれてボロボロになっています。過酷な環境なことがこれだけでわかります。
艦橋の見学後は艦内を通っていきます。有事に備えて消防士のような防火服などもあります。USJのバックドラフトみたい、クローズしちゃったけど。あのアトラクション好きでした。
食堂や公室があります。今日のご飯がホワイトボードに書かれるんでしょうか。ちなみに「砕氷艦」であっても金曜日はカレーを食べるそうです。
理容室まであります。長旅ですからそりゃ髪の毛も伸びますよね。
そして理容室の向かいに神棚が。富士山本宮浅間神社に参拝させていただく感じですね。
南極観測がこの先もずっと無事に続きますように。お賽銭入れておきました。
観測隊員の方の部屋が見れるようになってました。護衛艦でも思うのですが、海上自衛隊の艦船は全然窓がない。クルーズ船じゃないので当たり前なのですが、船酔いとかしたら外も見れないし辛そうだなぁと思います。そしてところどころに見られる海上自衛隊感。
艦内をぐるっとまわり見学も終了です。結構歩きました。
11月10日から5か月間、砕氷艦「しらせ」と乗組員の方は南極観測を支援されるとプレスリリースがありました。大変過酷な任務とは思いますが、ご安航をお祈りします。